23時、そろそろ寝る準備をしようかという時間、1通のLINEが来た。
O君とY君から、飲もうという誘いだった。
僕は軽い気持ちで約束の店に行った。
するとどうだろう!Y君はもう完全にできあがっているではないか!
O君が言うには、今日はゼミの飲み会があって、Y君はブラックニッカを頼みまくったらしい。
それでベロベロなY君は、お店の人にガンガン話しかけている。
O君はそんなY君の介抱をしている。
僕ははじっこでおとなしくやり過ごす。
12時に店を出て、3人でY君の家へ向かう。
途中Y君は何度も転び、その度O君が自転車を起こしてあげている。
僕もカバンを拾ってあげる。
その度Y君は、お詫びとして10円や、たまに100円をくれる。
自転車の鍵を無くしたり、コンビニに寄ったりして、結局1時過ぎにY君の家にたどり着く。
Y君が家に帰るのを見届け、O君と自分の家に向かう。
別れ際の「おやすみ」というO君のセリフには、介抱疲れのせいか、哀愁が漂っていた。
そして、Y君はきっと明日、ニ日酔いに悩まされるのだろう。
がんばれY君、がんばれO君。
そしてがんばれ俺。明日の1限は研究セミナー。
誰か俺にも応援プリーズ!
誰からも無いようなので明日に備えて寝ます!
おやすみなさい!